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ヒカ・キャス・テメに対する煩悩かべうち

No.243

#テメキャス
#ボツ
私以外に誰が読むんですか?というネタなので供養。


なぜエイル薬師団を始めたのか?からの捏造込みで昔の男がいるキャスと初めて好意を抱いた相手がキャスだったテメの話



なんというか……キャスのああいうゆるっと隙のある態度が天然物であると嬉しい反面、その昔好きだった男との会話の中でそういうふうなやり取りに馴染んでしまって……というキャスもありだなーとふんわり考えてしまったというか、

昔の男がテメと真逆のだらしないタイプの薬師だったらめちゃくちゃ……おもろいな!と思ってしまったんですよね。

酒好き、女好き、だらしない、でも必ず人を助けるし知識もある頼もしい男……


エクストラストーリー前に酒場で偶然再会して、記憶喪失だったという話から「じゃあ俺のことも忘れちまったか?」「あら、記憶喪失でもないのに私のことを忘れた人が、何を言うのかしら」みたいなやり取りをしてるのを聞いてしまって、思わず夜に探りに行ってしまうテメ……。

で、聞けばキャスの初恋の男らしくて……もともと十代の頃に所属していた薬師団の団長でもあり、根っこの思想は共通するがキャスのほうがとにかく人を助ける思想が強くて、男の浮気と重なって離団して、エイル薬師団を立ち上げてた……という話を聞かされる。

「いい女だが、自分の中で赦した相手にはとことん甘い悪癖がある。あいつの可愛いとこではあるがな……」とか言われて、「そうでもありませんよ」って言い返すテメ。

キャスもこのときにはほんの少しテメのこと気になってる時期で。テメが昔の男と話してるのを見て、あ……っとなり、慌てて割り込む。自分の悪いところとか話されてたらどうしよう、と思ったわけだがテメ的には前の男との仲良し具合を見せつけられて面白くはなく、離席。

そんな感じで少しぎこちない夜を過ごし、翌日、街で急患が増える現象に見舞われる。
前の男の率いる薬師団と協力して看病にあたり、治療薬を探しに行くのと病原体駆除とどちらも必要だ、と訴えるキャスに「今は治すほうが先だ」と反論する前の男。
「どちらも必要なことよ! 幸いにして人手がある。私が行くからあなた達は治療に専念して」
「お前一人に何ができる!」
みたいな感じで言い合いになるのでテメが「まあまあ」とスッ…と割り込んで
「彼女は私達の仲間なので、そういうことでしたら私達がお供しますよ」
ということで魔物退治に出かける。
仲間達にはもちろん感謝を示すキャスだし、テメにも「さっきは味方をしてくれてありがとう。心強かったわ」と。
「あなたがずっとしてきたことでしょう」
とテメがさらっと言うのが嬉しくて、はにかむキャス……。

それでなんとか丸く収まって、夜、なんだかんだ一緒に酒を飲んでる。
「恋人なんていないとか言いながら、ちゃっかり次の男がいるじゃねえか」
「いないわよ」
「いるだろ。あの……」
「テメノスは誰にだって優しいの。誤解しないで、失礼だわ」
「……誰も銀髪野郎なんて言っちゃいねえけどな」
みたいな感じでやいやい言ってるけど、テメノスは聞こえてないので、なんだろうなあ……って思って遠目に見てる。

「私達と違って、教会の人はそういうことはしないものでしょ」
「さて、それは聞いてみないことにはな。……おーい、そこの審問官、少し来てくれ」
「えっ」
みたいに呼ばれてテメノスに「聖職者は恋愛結婚とかありなのか?」と聞く、前の男。
「さあ、そういう人も中にはいますかね」としか答えないテメの前で「ほら大丈夫だろ」って言うしキャスはキャスで「そうよね。そういう人もいるわよね」って頷くだけで……。

そのあと宿に帰る間二人で歩く。
「そういえば、どうして彼のことを調べていたの? あんな人だけど、悪い人じゃないのよ」
「……以前のあなたについて知りたくて、話を聞いたんです」
「……そういうの、直接聞いてくれてもいいんじゃないかしら」
少し沈黙して、キャスから。
「どうして知りたかったの?」
「あなただけは、なかなか他人から話が聞けませんから」
「……まあ、そうね。みんなと違って、長く旅をしているから」
テメは仲間として見てくれてるだけだもんなあ、と改めて思い直して、じゃあお休みと言って別れようとするキャスだけど、
別れ際にテメノスが「あなたも誰かを好きになるということがわかって、少し安心しました」「これからはもう少し分かりやすく示そうと思います」って言ってくるし「なんのこと?」と聞き返したら「ではこのまま部屋に来ませんか?」と誘われて、え???ってなって終わるといい。


最初は「(昔のことを思い出して)また恋がしたくなったかも」とキャスが匂わせるんだけどテメのほうがあまり気付いてなくて「あなたならすぐに相手が見つかるでしょうね」って言っちゃって話がこじれ気味だったんですが、なんとかそっちに行かずに終わりました。書き出してよかった。
畳む


明るいテメキャスを書いていきたいと思ってるので、まだしばらくは明るい方向で出力していきたいです。

メモ