home palette
chat
BONNO!
BONNO!

BONNO!

ヒカ・キャス・テメに対する煩悩かべうち

No.249

#テメキャス
#ネタメモ

1つ前のネタ(248)についてのネタメモ。成人向けになるかと思ったらならなかった。
 



「どうしてあんなことを? ソローネくんに良からぬことでも吹き込まれたんです?」
帰り道、夜道は危ないからと言ってついてきたテメノスはおもむろにそう訊ねた。
「違うけど……意外だった?」
「まあ、驚いたのは否定しません」
「そうよね。突然だったものね」
なるべく平然として聞こえるように、キャスティは落ち着いて言葉を返した。
いつもそうだった。こと恋愛に関しては相手との距離感が掴めず、食い違い、そのせいで振られたり利用されたりしてばかりだ。
せっかくこうして想いを通わせることができたというのに、浮かれてばかりの自分が恥ずかしく、いたたまれない。
ちょうど宿に着いたので、キャスティはホッとした。大部屋しか取れなかったので、中には仲間達がいる。彼らの前で恋人らしい振る舞いを示されたことも会話もしたこともなく、隠したいのだろう、と暗黙のうちに理解していた。だから、この話もここでおしまいだと思ったのだ。
「もう言わないから、安心して。それじゃあ、おやすみなさい──」
「なぜですか?」
「……?」
振り返る。月の光を背に受けて、テメノスはまっすぐにこちらを見ていた。
「嫌とは一度も言っていませんが」
「……ええと」
こちらに来てください、とテメノスが歩き出すので、大人しくついていく。

テメノスが立ち寄ったのはまた別の宿だ。
二人で一部屋を借り、案内される。
「まずは落ち着いて話し合いましょう」
そう言って、彼は紅茶の準備を始めた。



みたいな感じで話が始まり、恋人同士で触れ合うものだと思ってるキャスと、触れ合いの内容次第だし一生を添い遂げてくれるんですか?そのくらいの覚悟はすでにこっちにはありますけど……みたいなテメとで問答があって、そのつもりで交際をオーケーしたつもりだったわよ……普通は違うの?とキャスが言ってしまってからはもう後戻りできない感じになるのかなあなどと。
テメにとって手を出さない期間は猶予だといいなあと思ってる私がいますね……。
畳む

メモ