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ヒカ・キャス・テメに対する煩悩かべうち

No.325

#テメキャス
#ネタメモ

女性が、いい匂いって感じる相手(男性)とは相性が良いという生物学的な話があるんですよ。信憑性は確認してないんですけど。昔合ったんですよね。
洗濯物ネタから冗談を言い合う感じの二人の妄想をしてたら……そこから派生して……こう……。

ワンチャンあるなら抱かれておきたいけど付き合えるわけないと思ってるキャスvs手を出すなら墓まで連れてく気しかないテメの話なんですけど……。

洗濯物の話から男女の相性の話になって「気になるのよね」ってキャスが仄めかすから、「……そういうことを軽率に口にするものではないと思いますが」「以前にも試そうとしたことがあるんですか?」ってテメが聞くんですね。
「……あなたにはどう見えているか分からないけど、これでも恋の一つや二つ、経験はあるわ」
「そうですか。では、手解きしてもらうのも一つの手でしょうね」
「……?」
「いいですよ」とキャスの髪に触れて、「今夜、試してみましょう」
と言って、テメノスの部屋に集合することになるわけですね……。

部屋に来たキャスは、仮にテメとワンナイト決めることはできてもきっとその後続くはずがないと覚悟を決めていて、「確かめたいだけだから、あまり深く考えなくていいわよ」って言って応じようとするんですけど、テメは(らしくない行動に出るほど自棄になってるのならその理由を知っておくべきだし、そうでないにしても理由があるはず)と思ってるので、ハグまでは付き合うけど手は出さないわけです。

それでキャスが焦れて「嫌なら止めるし出ていくからはっきり言って」って言うと、テメは「ではその前に理由を聞かせてください」と言い出して
「……理由なら昼間言ったはずよ」
「それだけではないでしょう。あなたが試したいと言えばいくらでも言い寄ってくる相手はいるでしょうし」
「……居なかったと言えば?」
「周りの見る目がなかったとしか」
はあ、とため息をついて。
「元からそのつもりはなかったのね。騙すなんて酷いわ」
「好奇心だけで試すのは危険です。……あなたらしくもない、と感じたのですが、本当にそれだけですか?」
もうここまで来てしまったら言い逃げるしかないかしら……とキャスはちょっと考えて、でもテメは言われたら気にするだろうしなあ、と考え直し、
「……あなたが応じてくれるとは思ってなかったから」「だから、少し……そうね、魔が差したのかも」
ってぼかした返事をする。
「ごめんなさい。この話はもうおしまいにするから、あなたもよく寝て」
と部屋を出ようとすると引き止められて、
「今のはどういう意味です?」
「そのままの意味だけど」
「……好きということですか?」
「魔が差したって言ったはずよ」
なんだか雲行きが怪しいなと思って手を離そうとするのにどこにそんな力があるのか離してもらえず、ベッドに引き戻される。
隣に座らされて、片手を掴まれて、逃げないように腰に腕を回されて、言ってくださいって言われる。
「それならあなたの方から言うべきよ。それに、……好意を感じたからってこんな真似をするのは、失礼だと思わない?」
「なぜ失礼だと?」
「だって、あなたは別に私のことはなんとも思ってないでしょう──」
ってところで、目が合って、
「本当に、そうだと思います?」
って言われて、ここでようやくキャスもあれ?ってなって……みたいなこう……はい……ええ……。

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