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BONNO!
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ヒカ・キャス・テメに対する煩悩かべうち

2025年4月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

#ヒカキャス
#ヒカキャス長い話
前からの続き。「友呼ぶ」シリーズからさらに恋愛色を強めたお話で、漫画で描こうと思ってたせいでヒカ→キャスの流れを端折ってますがそのうちその話も出てきます。

セリフ少なめですがトラベラーズはみんないます。


ヒカ4章後、キャス3章後の時間軸で船を手に入れた実プレイからの妄想で……定期船じゃなくなったので、プライベートな時間も多く取るようになったんじゃないかなあみたいな、そんな雰囲気をこれから出していくと思います。


ヒカリ達八人の旅人が海を行き来することに慣れた頃、使い慣れた定期船に別れを告げるときがやってきた。
トト・ハハ島の造船所にてパルテティオが買い付けた大きな船がこの度完成したのだ。
青い帆に、青い蛸の紋様。定期船をも凌ぐ大きさの船は、八人が乗るにしてはやや豪華だ。
「おお……!」
「見事だな、パルテティオ」
「な! いやあ、見事なもんだよ」
テリーとの契約書のやり取りを終え、帽子を片手で押さえながら歩いてくる彼と感想を言い合う。ヒカリは女性陣達が梯子を登り終えるまで仲間の白い帽子に視線を注ぎ、オーシュットに呼びかけられてようやく頭を動かした。
「パルティ〜! 海渡ろう!」
「おうよ! ヒカリ、俺達も乗るか」
「ああ」
賑やかな仲間達の声が甲板から響いてくる。縄梯子を上り、船の上に立つと、なるほど感嘆の息が漏れるほどの景色が広がっていた。
「すげえ〜……遠くまで見渡せるぜ」
アグネアとオーシュットが軽やかに駆け回り、ソローネは海を見渡し、キャスティは船の内部を物珍しげに見て回っている。オズバルドとテメノスが上船したところで、パルテティオが一通りの部屋を案内すると言って皆を呼び寄せた。
「こっちが男部屋で、こっちが女部屋だ。食堂はこっちだ……キッチンもあるから食料さえ買い込めば問題ねえだろ」
「助かるわ。航海中は壊血病になりやすいから。料理で防げそうね」
キャスティが気に入ったのは治療室とキッチンだ。
ぶつぶつと船に乗せる食材や調味料を確認し始め、その隣でオーシュットが肉を強請り始める。隣で調理器具を物色していたソローネが、包丁に指を添え、いいね、と呟いた。
「良いものが揃ってる。これもあんたが?」
「まあな。貴族様向けに着工されたものらしくてよ。装飾一つ一つに技巧が凝らしてある。安モンの包丁も悪かねえが……長く使うなら、揃えておいたほうがいいだろ?」
「へえ……。やるじゃん」
口笛を吹くソローネの背後、壁掛けの小棚を見ていたオズバルドが部屋の隅の樽を見つけて渋いため息をつく。
「……酒はあるのにコーヒー豆はないのか」
「挽く道具もありませんし、買い出しに行かれては?」
戸口で仲間を見守っていたテメノスが苦笑と共に提案する。
「倉庫もそれなりの広さでしたね。一ヶ月分の食料は保管できるのでは?」
「じゃあいっぱい買い込もう!」
楽しみを隠さずアグネアが両手を握りこぶしにして意気込む。彼女のまばゆい明るさに負けじとパルテティオが白い歯を剥き出しに笑い返した。
「それなら安心してくれ。船を動かすには人が必要だろ? ついでに食材も頼んでおいた。──一時間もしねえうちに、出航だぜ!」


グランド・テリー号は西へ向かって舵を取った。
ソローネが海図を手に入れ、目指すべき離島を決めたためである。
風が吹き、夕暮れ時の空は朱に染まっていた。この分なら夜も晴れるだろうと航海士が天候を読む。
「おーおー、アグネアも大興奮だな」
パルテティオが口笛を拭いた。その音を上書きするようにアグネアの高らかな歌声が船上に、空に響く。
「素敵ね」
ヒカリがパルテティオと同じくアグネアの舞と歌に感心していると、キャスティがやってきた。食事の準備のためにケープを脱いだだけなのに、夕陽に照らされたその身体の細さが目に焼き付く。
儚く倒れるようなひとではないと理解している。それでも、風に揺れる金髪や薄青の服の裾から覗く四肢がどうにも気になった。
「ご飯の時間よ、って呼びに来たのだけど……歌が終わってからにしましょうか」
「そうだな。お疲れさん、キャスティ」
「ふふ。ありがとさん、パルテティオ」
笑顔が交わされる。二人の仲の良さはこれまでにも見守ってきたので今更何かを思うことはなく、しかし、キャスティがこちらを見て瞬きをしたのでヒカリは軽く首を傾げた。彼女が何かに驚いたように見えたのだ。
「どうかした?」
「いや?」
「あら、そう。……じっと見ているから、話したいことがあるのかと思ったの」
歌を邪魔しないようにと思ったのか、キャスティは言いながら肩と肩が触れ合いそうな距離まで近付き、後半のセリフは一層声を潜めて言った。
姿をみとめるだけで鼓動が早くなる我が身だ。それだけでどうしようもなく緊張を覚え、落ち着き払って返せるまでに数秒時間を要した。
歌が終わる。パルテティオが手を鳴らし、船首で同じく耳を澄ませていたらしいオーシュットが指笛を吹いた。
「見惚れていた」
「え?」
「それだけだ」
心地よい風が顔に集まる熱を冷ましていく。
それからすぐキャスティはご飯のために呼びに来たと皆に声をかけた。ヒカリとは一度も視線が合わなかったが、それが普段と違う行動だと分かるからこそ、先程の言葉が彼女に響いたのだと理解でき、晴れやかな気分で仲間達の後に続いた。

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ヒカキャスに落ち着くのがextraED再会後なので「長い話」としてまったりまとめていきます。

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#つぶやき
ヒカキャスの漫画ページに、ビューワーを実装しました。スマホだと電子書籍を読むような形で読めます。

他の漫画もこれからはこの形式で再掲・新規公開していきます。

webclap 情報

#ヒカキャス
#ネタメモ

ヒカくんさ、肌が隠れてる方が色気を感じる文化で育ってたりしないかな?とふと思った。

砂漠系の衣装を見ててヴェールで隠れてるやつとかが可愛くて、キャスも似合うなあ→ヒカくんがいつも見えてる笑顔見えなくてドキッとしないかな、から始まった妄想なんですが……。

もともと見えてないところの肌が見えるのを良くないと思う人なら、見えてた肌が見えなくなるとそれはそれで……ってならんかなという。
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キャスは基本的に着込んでるから(魔導士は平等に腹出しだったが)つい……。

webclap メモ

#テメキャス
#テメキャス短い話
何処かに載せた気もするんですが思い出せないので掲載。
なおまだ酔ったパティチャは見てない。



酒はまだ三杯目だ。いや、三杯も注文を許してしまった自分を叱るべきだろう。
「ふう……。やっぱり暑いわね」
「窓際へ移ります?」
「ううん、大丈夫。ボタンを外せばいいだけだし」
近くのテーブルから視線が集まる。ローブでその視線を遮るように身を乗り出し、二つどころか三つ目を開けようとするその手を止めさせた。
「ふふ、あなたの手って冷たいのね。気持ちいい……」
少し触れただけなのに、そんな事を平気でのたまう。
「はあ……。頭が痛い」
「あら、頭痛? 薬を出しましょうか?」
「構いません。あなたが宿へ戻れば解決しますので」


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#進捗
更新頻度、落ちます。
休むのと原稿進めるのと落書きのバランスを取るため。

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#ネタメモ
なるほど後見人や家族に紹介するところから交際が始まるパターンもあるか、身分が高いと……などと思ってからふと思い出したネタメモ。

実家が貴族なのに薬師になるからと言って家を出たキャスの場合の話。

パルに話していた内容が実は事実でも面白いよな〜なんて思っている私がいるんですよね。
もちろん人に話せないくらい貧しかったとか、自分の親も知らないとか、そういうものでも全然良いのですが……。

貴族の家の出だけど、勘当されたし関係ないって思ってたのに、ある時家から手紙が届いて。見合い話に顔出しするだけ顔出ししろ、みたいな感じで。

自分勝手な父親ね、なーんて話を無視しようと思っていたのに、どうやら体調を崩しているらしいと見えて、仕方なく一人で行こうとする……のにみんな付いてくる。みたいなそんな話。
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もちろんカプやコンビ以上の話でもありだと思います。

webclap メモ

#現代パラレルなど
#ネタメモ
夢の国妄想です。

#ヒカキャス
ペアコーデしてほしい!!!という気持ちがあり……。8人で出かけて、その中で両片想いくらいのヒカキャスがいて、ヒカくんは好きなの隠してないから、そなたにはこれが似合うとかって服装とかアクセサリとかキーホルダーとかだいたいなんでも褒めるわけで、キャスも笑ってあなたはこれが似合うわよって返しちゃうし、お昼ご飯食べたあとくらいにみんながお手洗い休憩入ったところで二人きりでみんなを待つことになり、その際にヒカくんからそなたにこれを……とかってアクセとか帽子とかキーホルダーとかおそろいのものを貰えばいいと思いますかわいい。
ヒカキャス、お付き合い始まったあとは普通に手を繋いで出かけてほしいし、いい雰囲気になったらすぐにホテル戻ってほしい。
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#テメキャス
ソロちゃんに服装とかどういうものがいいんです?って聞いたテメの話を、ソロちゃん経由で知ったキャスが、じゃあペアルックっぽくしようかしら?と服の色を揃えていくんだけど
テメは(似合ってる)と思うくせに何もコメントせず、
そのせいでキャスは服装変えたほうがいいのかな?嫌だったのかな?と考え始め、夢の国のお店で早々にTシャツに着替えようかしらとか言い出して、テメがえっ……てなりつつ、じゃあ私の分も、と慣れないことして、半袖Tシャツ着た途端、学生感が出て少し恥ずかしいみたいな感じになればいいなと思いました。
でもその後なんだかんだペアルック楽しんでて普通にデートになってそうだなと。
夜は着替えてホテルからゆったりディナーしながら花火見て、部屋に戻ったら戻ったで穏やかに仲良くするんだと思います。何もしなくても良いので。
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他に浮かんだネタはどこかで描きたい、描きます。

webclap メモ

#ヒカキャス
#ヒカキャス長い話
その恋が終わるまで、みたいな二人の始まり。冒頭。
数行抜けていたので追記。



「そうね」
白波が、夜明けの光を反射し、真珠のように宙に飛ぶ。
「──だから私は、あなたの問に答えられない。だって私達には、他に大切なものがあるもの」
「……それは、そうだが」
ロストシードの酒場でテメノスと三人で飲んでいたときのことを思い出した。内なる陰の存在をどう取り扱ったものか迷っていたあの時、彼女達は変わらず寄り添ってくれた。
そこに親愛こそあれど、それ以上のものはない。
分かっていたはずのことだが、いざそれに答えが返らなかった今、ヒカリの胸は満たされるどころか砂漠のように渇きを覚えるほどに飽いていた。
「ヒカリくん。あのね」
そこへ、水を一滴垂らすように、彼女は続けた。
「嬉しくないわけじゃないの」
残酷なほど優しい言葉だ。だが、不誠実だとは思わなかった。彼女に限って、問いをはぐらかし、答えを曖昧にすることはない。裏を返せば、この曖昧にも思える返答こそが、彼女なりの誠意であり、ヒカリの問に対する回答なのだと分かる。
「……可能性はあるのか?」
一握りの希望でも構わないと問いを重ねれば、キャスティは困ったように微笑んだ。聞き分けの悪い子供を宥めるような穏やかな顔つきだった。
「じゃあ、こうしましょう。旅路の間だけでいいから、怪我をしたら必ず私に診せて」
「それは……いつもと変わりないように思うが」
答えはある種出ているも同然なのではとヒカリが返答を悩めば、彼女はゆるく首を振った。
「あなたの傷が治るその時まで、ずっと隣に居るということよ。……二人でゆっくり話し合っていきましょう。ね?」
凪いだ海のように、その声はどこまでも穏やかで、ヒカリの傷をも慰めるように響いた。



これはヒカくんに恋の自覚があるから、同軸じゃないな……って思い直し、ヒカキャスに落ち着く方向でまとめることにしました。
最後はそれでもどうしてもあなたがいい、になる二人でいってもらう。書き終わるかはわからない。
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#コンビ以上カプ未満
#ネタメモ

女四人組のパティチャ(見てないけどネタを知ってしまった)を経てのソロとテメがキャスについて話すネタ。


「キャスティ、恋がどんなものか知ってた」
と唐突にやってきたと思えば語られて、反応に困るテメ。
「……覚えてるでしょ。ロストシードでキャスティの様子がおかしかったこと。それに、あの手記のこと」
「ああ……君の言わんとするところは理解しました」
それで、ソロがクロードのせいでキャスがもう恋をしなくなったとかそんなだったら嫌だなあ、とか、そもそもそういう恋の経験をクロードにしてたのが嫌だなあ、とか、キャスには言えないけどモヤッとしてるという話をテメに語るんですよね。
「……それで、君は私にそれを聞いてほしかったわけですか?」
「名探偵なんだから、そこはお見通しでしょ?」
と、要は自分は探れないから探ってこい、みたいな話になり。嫌ですよ、そんな個人的な話は聞きませんからね、って言い返して終わるけど、

回り回ってその話に近いことを聞かされる機会に恵まれてしまうテメがいたら、なんか面白いなと思った。

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なお、ヒカくんはすでに聞いてる。

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#テメキャス成人向け
#ネタメモ

テメが好きな子にいじわるするタイプとは思えないのですが、それはそれとして結果的にいじわるみたいなことはあるというか、いやあるなというか、そんな話です。

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