DailyMemo

もりえつりんご

#ネタメモ

この二人にしたのはこの二人がいいと私が思ったからなので、テリ/サイとします。

テリオンさんが鍵開けで家に入れる、と分かってから試しに家に難しめの鍵をつけてみたサイラス。サイラスの家を訪ねると、見慣れぬ鍵をしていて、中から開けてみてくれないか、と言われて、試しに解錠に取り組むテリオンさん。
「すごいな、砂時計が落ちる前に開いた」
「測るな」
そんなやり取りをして酒を飲んで、またなと別れる二人。
そして再び仲間からの用事があってサイラス宅に向かったテリオンさん。
「……どこから仕入れてくるんだ、この錠前は」
トレサを頼ったのか知らないが、鍵が増えている。窓から入り、なんだあれはと問えば、
「次はどうかと思って」「だが、そうか、窓から入る選択肢を考えていなかったな」と考え込むサイラス。
そうやって鍵を仕掛けられ、開けての繰り返しをしている間に、サイラスの家が厳重になっていったある日。
「最近先生を見ていない」とテレーズに頼られ、なんだと?と家に様子見に行くテリオンさん。
錠前が増えている。窓にもある。
(待てよ。……全てに鍵を付けたのか?)
外からかけたのなら、中にはいれないはずだ。しかし誰も姿を見ていないというのだから、本人は中にいるということになる。
馬鹿なことを、と思いながらも焦りつつ鍵を開けていく。最後の一つは仕掛けが複雑で、時間がかかる。
だが、この程度なら中から扉を壊せば出られる。
扉を強く叩いて、中にいるのか、出られるようにしてやったから、あとは魔法でも放って出てこい、と怒鳴ると、
「……なるほど。その手があったか」
と冷静な声がしてバチッと雷が落ちたかと思えば錠前が焦げて外れる。中から呑気な顔してサイラスが出てくる。
「助かったよ。外から中に入る時に全ての鍵が閉まるように調整してしまって、中に入ってから気付いたんだ。キミが来るまでこのままになってしまう、と」
「……あんたにしては考えが浅かったな」
「楽しくて、ついね」
はあ……とため息をつくテリオンさんにサイラスは笑って
「それに、どんなに厳重に警戒しようと、キミが入ってくるのなら、歓迎した方がずっといいと思ったんだ」
と背中を押して、酒場で食事でもしようか、と誘って二人夜の酒場に消えていくのであった……。

みたいなの、いいなーって思ったけど鍵について考えたくないので一旦保留にします😇
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