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#つぶやき
2周年記念もそうですが、明日から暫く更新頻度落ちるかもしれません。小説の更新はあるかも。イベント前にまた色々動き出すと思います。
#雨に花束関連
ソロちゃん中心の本に、実プレイベースの妄想を詰めたので、それをサンプルがてらこのあと公開します。→公開しました。
ソロ3章前後妄想リンク
キャス、テメとのやり取りや演出が多めです。ヒカくんもいます。
2周年記念もそうですが、明日から暫く更新頻度落ちるかもしれません。小説の更新はあるかも。イベント前にまた色々動き出すと思います。
#雨に花束関連
ソロちゃん中心の本に、実プレイベースの妄想を詰めたので、それをサンプルがてらこのあと公開します。→公開しました。
ソロ3章前後妄想リンク
キャス、テメとのやり取りや演出が多めです。ヒカくんもいます。
#コンビ以上カプ未満
オルトくんサブクエをするテメとキャス。
前半。書きかけ。この2倍くらい書いてるけど先が見えなくて、書き終わるか不明になってきました。
テメとキャスの年上組の冗談についていけない年下オルトくんの図がかわいいなって……。
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オルトくんサブクエをするテメとキャス。
前半。書きかけ。この2倍くらい書いてるけど先が見えなくて、書き終わるか不明になってきました。
テメとキャスの年上組の冗談についていけない年下オルトくんの図がかわいいなって……。
紅葉舞い散る山道を歩く者は多い。
商人、狩人、聖堂騎士に神官、それから、旅人。立ち寄る人間は大抵どこかしら目的を持ち、その道中ないし目的地としてフレイムチャーチに立ち寄る。
「久しぶりね、テメノス」
では、彼女はどうだろう。
誰かを救うために手を差し伸べ続ける彼女が、ここへ立ち寄った理由は一体。
聖火の蝋燭が灯り、邪気の祓われた巡礼の道を往く。険しい坂だ。仄暗い洞窟を抜け、階段を上り、季節によっては多少の汗をかきながら道を進む。
でからこそ、道の先で待つ、青空の下の大聖堂は荘厳で美しく目に映るのだと言っていたのは親友だっただろうか。それとも、若い聖堂騎士だったろうか。
「足元に気を付けて」
「ありがとう」
心配は要らぬと分かっていても相応の配慮をしない理由にはならない。テメノスは杖を片手に坂を上り、石階段の手前でキャスティが追いつくのを待った。
落ち葉の少ない場所を選ぶという、普段ならばしない道の歩き方をしたために、軽く息が乱れる。ようやく大聖堂前の広場が見えると、はあ、と大きな息をつくとともに背筋を伸ばした。
「久しぶりにここまで来たわね」
こちらが呼吸を整える間を待ち、キャスティが歩き出す。
彼女の顔に汗は一つもなく、息も乱れていない。旅を続ける彼女に体力で敵うはずもなく、テメノスは大人しく彼女の後を歩いた。
キャスティは聖火の前で立ち止まった。
「良かった、今日も燃えてるわね」
「……心配していたんです?」
「そうね。そんなところかしら」
彼女からすれば、これもまた様子を見るべき対象なのかもしれない。曖昧な返答を訝しみつつ、そうですか、と後追いを避ける。
「ねえ。案内してくれない?」
大聖堂の方を見つめて彼女が誘う。
「構いませんよ。……以前とさして代わりありませんがね」
「だからいいのよ」
大聖堂は珍しいが、大きな建物というと、ニューデルスタの劇場も負けていない。だが、特殊加工で作られたガラスやレリーフ……歴史を感じさせる外壁と青を基調とした絨毯が敷かれた、落ち着いた室内はここ以外にはないだろう。
テメノスが大聖堂の説明を掻い摘んで行えば、へえ、そうなの、とキャスティは頷いた。外に出て、今度は町の端から端までをゆったりと案内する。
ふと、見覚えのある顔を認めた。同じく相手も立ち止まる。
「テメノスさん」
「君は……もう怪我は治ったんですね」
「はい。こうしてここへ旅ができる程には……自己紹介が遅れました。聖堂騎士、オルトです」
暗色髪の野暮ったい髪型の騎士は、外見に反して丁寧な敬礼を示した。彼の顔には見覚えがある。ストームヘイルでのクリックの葬式、それから、カルディナと対峙する前、虫の息となっていた一人である。
「なにか調べごとでも?」
「ああ、違うのよ。あまりゆっくり過ごしたことがなかったから、案内をしてもらっていて……」
キャスティが慌てて返答する。テメノスの方を様子見て言うことには。
「お仕事なら、席を外しましょうか?」
「いえ。仕事というよりこれは、個人的な調べごとといいますか」
「調べ事?」
「ええ、建築士ヴァドスについて……」
声の大きさを落としたということは、彼もまた事情を知る一人なのだろう。
「伺いましょうか。話してください、オルトくん」
彼は聖堂機関に残り、調査を続けていた。そしてヴァドスの手記を見つけ、そこに記載されていた文言を頼りにここまでやってきたのだという。
確かに彼の言う通り、カルディナの口振りからも黒幕は別にいると察せられた。テメノスはそれが誰なのかは知っているが、彼女一人だけが成せたことかといえば、違う気もしていた。協力者がいたはずだ。
「オルトくん、君はいい『鼻』をお持ちのようですね」
「は……?」
「興味が湧きました。私も同行しましょう」
「……よろしいので?」
「え?」
なぜかオルトは、テメノスではなくキャスティに確認を取る。彼女も困り顔だ。
「お二人で予定を楽しまれていたのでは?」
「違うけど」
「……」
「これは失礼。構いませんか? キャスティ」
即座の返答には思うところがあったが、テメノスはそれをおくびにも出さず、大げさな物言いながらそうは思っていないと伝わる声音で彼女に許しを請うた。
「いいわよ。こうなるとてこでも動かないでしょう?」
「あなたの寛大な心に感謝します」
「あなたが即答したこと、覚えておくから」
「おや、怖いことを」
冗談に二人で乗っかっただけなのだが、当のオルトだけが困惑してしまったので、応酬をやめて向き直る。
「行きましょう、オルトくん」
では、と咳払いの後、彼は地下道へ向かいます、とマントを翻した。
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#雨に花束関連
#ヒカキャス
#ヒカキャス「新月の夜に」
ウィンターブルームは終えてる、薬師2章サイ編→剣士3章(ウェルグローブ)→クロップデールで踊子加入して八人になった後の時間軸。
自分の罪について考える薬師。
このくらいの距離感だと私が嬉しい……という気持ちが込められてる。実プレイベースの妄想じみてるので、タグをつけています。
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実プレイ時の私の感想
キャスが自分のこと悪人だと思ってるかどうかって、作中では微塵も語られないので、私も「この人は、それはそれ、これはこれ、事実確認しない限りは様子見する人かな」と思っており。このあたりはテメと似た性格かなって思ってたんですよねー。
でも、クロスストーリーを見て、プレイヤーにすら見せないくらい自分の中に抱え込む人なのかも、と(少なくとも開発側の演出としてそれを意識してるのかな?と)思ったので、なんだろう、同じく人の上に立ち、不安というほどの不安を強く示すような人じゃないヒカくんには感じ取れるものだったりしないかな?と……このあたりは私がこの二人好きだからそう思ったので、形にしてみました。
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そうだそうだ、マレーヤさんがいたから仲間内には話さないよなあって……思ってたんですよね……。
#ヒカキャス
#ヒカキャス「新月の夜に」
ウィンターブルームは終えてる、薬師2章サイ編→剣士3章(ウェルグローブ)→クロップデールで踊子加入して八人になった後の時間軸。
自分の罪について考える薬師。
2025/3/11追記。
月の描写を間違えて挟んでいたので修正。気付かなかったのウケる(泣いてる)。
このくらいの距離感だと私が嬉しい……という気持ちが込められてる。実プレイベースの妄想じみてるので、タグをつけています。
気がかりがあると、頭の中で考えがまとまらず、眠れない時がある。
起き上がり、キャスティは鞄を手に取った。
眠る皆を起こさぬようにそっと歩く。──なんて、うまくいくはずがない。
「キャスティ……?」
耳聡いオーシュットに人差し指で合図をし、すぐに戻るから、と手を振る。夜行性のマヒナに加え、聴覚が動物並みに鋭い彼女から逃れることは難しい。
身体を横たえ目を瞑る、あるいは、星空でも眺めていた方が良いはずなのに、この夜はどうしても眠っていられなかった。
この日、リーフランドのキャンプ地にて、キャスティ達は野営をしていた。快晴が続き、朝晩はやや冷える日もある。
木々の影から覗く星空は、宝石を散りばめたように美しい。
森は静かだった。一人分の靴音が響く以外、虫や鳥の鳴き声が聞こえるばかり。
魔物避けの薬を調合し、自分の身体に振りかける。
小川のせせらぎが聞こえたので、その方へ足を向けた。
月がないのに明るい夜だった。
川の水面に星の光が反射して、綺麗だ。
キャスティは近くで立ち止まり、水面を見つめた。
サイで新たに記憶を取り戻した今、自分が向かうべき場所は分かっていた。
旅はじめの頃、テメノスの話を聞いて訪れた、無人の村──ヒールリークス。
そこに行け、とマレーヤは言った。
一度訪れたから分かる。誰もいない、虫も、鳥の声すら聞こえない、平穏にしては不気味なあの村で、一体、自分は何を思い出すのだろう。
(……本当に、人を殺したのだったら、)
記憶を失ったばかりの頃は、話の真偽を気にしていられなかった。
だが、手がかりを求めて旅を始め、いざ記憶に触れるようになってからは違う。
恐れていた。記憶を失ってからの自分は、この手で人を救ってきた。それが自分のするべきことだと思ってきた。でも、それだけの知識があるということは、裏を返せばそれほど人の死を見てきたとも言えるわけで──記憶を失う前の自分は、この手で人を殺めてきたのではないだろうか?
調合するたび、そんな疑問が過り、不安は確かに蓄積されていた。
(一緒にいて、いいのかしら)
一人で始めた旅は、つい最近になって八人となった。
スターとなり、あるいは商人として世界中の人を助けたいと夢見る者や、民や村の人々を助けるべくして道を往く者もいる。
罪と向き合い、別れる道を選ぼうとする者もいれば、罪に真っ先に飛び込む者もいて、罪を犯す人々を探る者まで揃っている中、自分は、どうなのだろう。
罪を犯したのか。償うべき存在なのか。それとも。
「ここにいたのか」
はっと振り返り、眩しさに目を細めた。
木々の影から角灯を持って現れたのは、最初の仲間であるヒカリだ。
「見張りにしては、随分遠くを選ぶ」
たしなめるというには柔らかく、苦笑と呼ぶには穏やかな言い方だ。心配したのだと付け足す。
「……誰かさんみたいに、散歩がしたくなっちゃって」
「月がない夜にか」
「あら、星があるわよ。……こんなに明るいのに」
言いながらも自分はずっと俯いていたので、嘘をついているような気分になった。
沈黙が気まずい。かといって、一人にさせてと頼めば、不審に思うだろう。
何かないか。この場を切り抜ける、丁度よい言い訳が──不意に、閃く。
そうだ。今夜は月が見えない。
「ヒカリくん、ちょっと付き合ってくれない?」
彼の方を見ると、目が合った。ずっと見守られていたことに気付く。
「ここリーフランドには夜間にしか咲かない花があるの。その花を使って薬を調合すると、たちまち、病が治るんですって」
ほう、とヒカリは感心したように息を吐いた。
「探すには苦労しそうだが」
「大丈夫」
二人だけの別行動は危険が伴う。
キャスティとヒカリは仲間内で最も戦闘の経験値が高く、夜間の移動にも慣れていた。オーシュットがヒカリを起こした理由は、おそらくそのためだ。
クロップデール付近は魔物も弱く、ここで下手に仲間を起こして動くより、二人で対処する方が結果的に危険は少ない。
「おおよその位置は調べている。この近くなの、ついてきて」
「……止めても無駄なようだな」
片手で彼を誘えば、素直に彼は頷いた。
「分かった、行こう」
「助かるわ」
どこまでも真っ直ぐな彼を、悪い道に連れ込むようなことがないように、キャスティは口を噤む。
クロップデールそばの小川を二人で進む。魔物を警戒をしながら、キャスティは角灯を持って道を照らし、ヒカリが舟を漕ぐ。
釣りのための小空間には、蓋が開いたままの宝箱が置かれていた。
覚えていたのだろう。明かりを手渡すと、彼は、ここか、と呟く。
「ここで宝箱を開けたときに気付いたのよ。……この裏に、芽吹いていて」
ナイトクイーンの花は夜間に開く。花弁は煎じて飲み物に、実はすりつぶして塗り薬に、茎と葉は乾燥させれば魔除けの香として使えるが、栽培が難しく、自然に咲いているものから少しずつ採取して分ける。
「ごめんなさいね。ひとひら、分けてちょうだい」
花弁を一つ、引き抜く。小瓶に入れ、蓋をすれば、おしまいだ。
「……綺麗だ」
「そうね、綺麗な花なの」
鞄に小瓶をしまい、立ち上がる。
ぱちりと、目が合った。じっとキャスティを見つめるので、どうかしたのかと歩み寄る。
「ヒカリくん?」
「そなたは、星の光でも輝くのだな」
「私?」
口説き文句に聞こえなくもないが、彼がそのつもりで言ったとは考えられない。
ただの感想だろう。
「自分ではよく分からないけど……。そういえば、あなたのように暗い色の瞳の人には、色がはっきり見えるのよね。そのせいかしらね」
笑顔で受け流し、小舟に乗って、元の川岸へと戻る。
「ね、すぐだったでしょう? 戻りましょうか」
「そうだな」
すっかり元の調子だと思った。
このままキャンプ地まで向かい、何事もなかったように眠れば、朝が来る。
そうして、来るその日まで、不安を持て余すのだろう。
「キャスティ」
「どうかした?」
「一人というのは、なかなか難しい」
釘を差された、気がした。
「俺も子供の頃、……母を亡くしてすぐの頃だ。悲しみに暮れ、一人になれる場所を探して歩いたことがある。だが、結局、ベンケイに見つかり、ツキにはどこにいたのかまで知られていた」
彼の国の事情は知らないが、子供が一人で出歩くなんて大人が許すわけがない。王子となればなおのこと、彼を一人にはしないはずだ。
けれど、それは彼だからの話だ。
「その時は分からなかったが、今なら分かるのだ。友がつらさを隠しているなら、傍にいて励ましたい。一人で考えたいならそれでいい、だが……」
ヒカリが大きく距離を詰めてきたので、思わず退いた。謝罪もなく、じっとキャスティの顔を見つめる。
「帰る場所は、ここにある」
「……ヒカリくん」
「それだけは忘れてくれるな。記憶を取り戻した後も、そなたの居場所は、ここにある」
戦を乗り越えてきたと聞いている。その年で、多くの命を斬り、味方を救ってきた彼を、果たして人は、罪人だと呼ぶだろうか。
見方を変えれば、全てが変わる。そうせざるを得ない環境であったのかもしれないし、自ら進んでそうしたのかもしれない。
今はまだ、分からない。
「私が悪い人でも、許してくれる?」
「さあ、そなたには助けられてきたからな。そなたの悪事を聞かぬことには、なんとも」
「……そこは許す、って言ってくれないのね」
「許すのは、俺ではない」
長い黒髪を翻し、彼は肩越しにキャスティを見やった。
「そなただろう。キャスティ」
皆が待っている、と言って歩き出すその背中を、ゆっくりと追いかける。
隣に並ぶ。伸ばしかけた手を躊躇ったとき、彼の方から手を差し伸べられた。
甘える。繋いだ手のひらは温かく、頼もしい。
月のない夜で良かった。
潤んでしまった瞳を、彼に見せずに済んだのだから。
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実プレイ時の私の感想
キャスが自分のこと悪人だと思ってるかどうかって、作中では微塵も語られないので、私も「この人は、それはそれ、これはこれ、事実確認しない限りは様子見する人かな」と思っており。このあたりはテメと似た性格かなって思ってたんですよねー。
でも、クロスストーリーを見て、プレイヤーにすら見せないくらい自分の中に抱え込む人なのかも、と(少なくとも開発側の演出としてそれを意識してるのかな?と)思ったので、なんだろう、同じく人の上に立ち、不安というほどの不安を強く示すような人じゃないヒカくんには感じ取れるものだったりしないかな?と……このあたりは私がこの二人好きだからそう思ったので、形にしてみました。
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そうだそうだ、マレーヤさんがいたから仲間内には話さないよなあって……思ってたんですよね……。
#ヒカキャス成人向け
#ヒカキャス「君に酔う」
絵で描きたすぎて仕方ないけど、すぐに描きだせないのでひとまず文字に書き起こしてみました。予定より穏やか。
⚠️成人済みの方のみ閲覧可能⚠️
パスワード:いつもの。
#ヒカキャス「君に酔う」
絵で描きたすぎて仕方ないけど、すぐに描きだせないのでひとまず文字に書き起こしてみました。予定より穏やか。
⚠️成人済みの方のみ閲覧可能⚠️
パスワード:いつもの。
#テメキャス
#ボツ
Q.書き終わったんですか?
A.まだです。
没展開です。これ採用したかったのにな〜!!!
⚠️身体接触あり、R15に該当する描写が含まれます⚠️
(今のレーティング的に)
※ふたりとも踊子衣装を着ています。
※場所はトロップホップの浜辺で、人目がなさそうなところだと思ってください。
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#ボツ
Q.書き終わったんですか?
A.まだです。
没展開です。これ採用したかったのにな〜!!!
⚠️身体接触あり、R15に該当する描写が含まれます⚠️
(今のレーティング的に)
※ふたりとも踊子衣装を着ています。
※場所はトロップホップの浜辺で、人目がなさそうなところだと思ってください。
潮風が木々を揺らした。葉擦れの音やさざ波の音が変わらず穏やかに響いているというのに、氷を当てられたかのような嫌な冷たさを覚える。
「何をって……」
語尾が窄まるに合わせて彼女が視線を足下へ落とす。
返答を待っても良かったが、言わせるよりも先に身体が動いていた。
「こちらを向いて」
「え、あ──」
抱き寄せ、口付ける。肩に触れ、腕を撫で下ろし、脇腹から胸元へ手を滑らせると、さっと彼女の手に阻まれた。
「や、こんなところで、なに」
押し返される。手首を掴んでも振り解かれることはなく、加減されていると感じた。
どうしてそう、調子付かせるのが上手いのだろう。
「離しませんよ」
「テメノス! 待って、いや──」
片脚を持ち上げ、押し倒す。怯えさせたいわけではない。無理を強いるつもりもない。
けれど、伝える前から諦めるような真似だけは、してほしくなかった。
「いやだというなら、この胸の中に秘めないでください」
コルセットと一体になった胸元の布地をずらし、胸の谷間に鼻先を埋める。抱きしめたときよりも濃厚な彼女の香りに鼻を鳴らして、肌に吸い付いた。
「っ、ん……」
善い反応をする。このまま抱いてしまいたい。
誤解を避けるためにも、大人しく離れ、服を整えてやる。
胸元を両手で隠す彼女の顔は赤らんでいて、今しばらくは二人きりで居なくては、と考える。
「すみません。あなたの許可もなく触れたことは謝ります」
「ち、違うわ」
今夜もまた機会を逃すのかと名残惜しく思いながらも殊勝に謝ると、予想外の返答に面食らった。
「いやじゃないから、困ってたのよ……」
掠れるような声で、赤くなった顔を両手で隠すように彼女が白状する。
互いに冷静になるまでの間、穏やかな海風が通り抜けていた。
「……キャスティ、提案なのですが、このままコテージに連れ帰っても構いませんか?」
「だ、だめに決まってるでしょう! アグネアちゃんがいるのに……」
「ではもう少しだけ、そばにいてくれませんか」
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#雨に花束関連
キャス・ヒカ・テメ中心の話。
エクストラボス戦前の妄想小説
カプとかないけど、ここで🐙2の話をしまくっているのでここにも置いてしまう。
#つぶやき
★🐙1との絡みが発生するものは、memoの方で呟いてます。
キャス・ヒカ・テメ中心の話。
エクストラボス戦前の妄想小説
カプとかないけど、ここで🐙2の話をしまくっているのでここにも置いてしまう。
#つぶやき
★🐙1との絡みが発生するものは、memoの方で呟いてます。
#テメキャス「災い転じて」
洋ドラチックに書いたやつ。ハピエンです。
畳む
漫画で描きたいな。